ティータイムは九時から

雑記ブログです。思ったことを適当に書き散らします。

夫婦別姓についての一意見

夫婦別姓賛成派の意見
・手続きがめんどくさい
・経済的不利益がある
・自分の苗字が好きだから変えたくない
・アイデンティティが損なわれる、尊厳の問題
・一人っ子同士の結婚で片方の姓が絶えるのを防ぎたい
・選択的夫婦別姓なので、同じ姓にしたい人はすればいいし、したくない人は別姓にするだけ。同姓派に悪いことなんて何もない
・妻が姓を変えなければならないのは男女差別!
・同姓強制は日本だけ!日本は遅れてる!
・国際結婚の場合なら夫婦別姓にできるのは差別では?
・夫婦同姓の歴史は高々100年!伝統とは言えない!
・反対派の主張には合理性がない!


・手続きがめんどくさい
→そういうものだからしょうがないとしか…
戸籍とかパスポートはともかく、クレカとか口座名義とかならマイナンバーで出来るようにしてもいいんじゃね?って気はする

・経済的不利益がある
→不利益の解消のために、別姓を認めるって方向じゃなくて、例えばマイナンバーを用いて名義変更しなくてもいいようにするとかそういう方向の変化を求めればいいのでは?

・自分の苗字が好きだから変えたくない
→そのために制度の方を変えるのはわがまま過ぎない?
そんなん許してたら「年金いらないから払わなくてもいいようにしろ」とか「義務教育通わせたくないから通わせない」「働きたくないから働かないけど生活保護は寄越せ」とか別の分野でも色々言えちゃうけど、通ると思う?

・アイデンティティが損なわれる、尊厳の問題
→姓を同じにすることで家族としてのアイデンティティの統一ができるメリットもある

・一人っ子同士の結婚で片方の家名が絶えるのを防ぎたい
→2人産んで祖父母に養子にしたりとか現行制度で十分 それで絶えるならその程度の家名、その程度の熱意だったってこと
家名を重視するなら実子に拘らず遠縁とかでもいいし

・一人っ子同士だとお墓の継承ができない
→姓を変えなくても墓の相続は可能 祭祀をするのは直系親族でなくても良い
同じ苗字の子孫に祀ってもらいたいなら現行制度内で家を残す努力をしよう 

・選択的夫婦別姓なので、同じ姓にしたい人はすればいいし、したくない人は別姓にするだけ。同姓派に悪いことなんて何もない
→文化が変わり価値観が変わり社会が変わってしまうのでNG
社会が変わってそれに合わせて制度が変わるのは良いが、制度が変わってそれに合わせて社会が変わるのは許容しがたい

・妻が姓を変えなければならないのは男女差別!
→べつに夫が変えてもいいわけで、男女平等である。

・同姓強制は日本だけ!日本は遅れてる!
→それが文化というもの。日本独自のものはいくつもある。なぜ違っていてはいけないのか?

・国際結婚の場合なら夫婦別姓にできるのは差別では?
→外国人は戸籍が作れないので、外国人が配偶者の姓に変えることができず、運用上しょうがない

・夫婦同姓の歴史は高々100年!伝統とは言えない!
→伝統の定義については議論しないが、夫婦同姓については上流階級と庶民で分けて考えた方が良い。
上流階級は血縁を重視する場合別姓だっただろうが、大多数の庶民は同姓であったという研究もある。明治に民法を制定した際、別姓制度としていたのにすぐに同姓制度になったのはなぜか? 大多数の慣習として同姓が根付いていたから批判されて変わったのである。

・反対派の主張には合理性がない!
→文化や慣習に合理性が必要だろうか?
また、何が合理か、という定義はどうとでも言い換えられる。

よく見る夫婦別姓賛成派の意見はこんな感じ。

 

反対派の意見
反対派の意見としては、
・伝統に反し家族観が崩壊する
・離婚しやすくなる
・子供の姓はどうする? どちらかに統一するのか選べるようにするのか どのみちややこしくなる
・夫婦別姓を許すと、どんどんエスカレートしていくのでは? 新しく姓を作る自由を求めたり、そもそも姓を使わない自由を求めたり等

だいたいこんな感じ

 

そもそも姓とは何か?
本来、姓と氏と苗字はそれぞれ別物なのだが、めんどくさいので「名前の前につける名称」を姓という表現で統一する。
血縁集団や居住地、職能集団等、出自を表すもの

 

中国や韓国など→血縁集団の名称→血縁重視→出身集団の姓をずっと名乗る→夫婦別姓
日本→家重視→家の一員としての姓→夫婦同姓
欧米(キリスト教)→夫婦は身も心も一緒→夫婦同姓(ファミリーネーム)が伝統 →別姓も認めるようになった
(欧米でひとくくりにはできなくて、夫婦別姓が認められているが一般的には夫婦同姓(夫の姓)の場合や、逆に夫婦別姓が普通な国もあり国によって違う)

ひとくちに姓といってもその成り立ちは様々なので、伝統を無視しての議論はできない

 

日本の姓
基本的には「家」「家族」を表す名称であり、家の一員である証

家の一員である証
→家の一員になるためには姓を変える必要性がある
→別姓ならば家の一員ではないことになる
→家族は同姓である必要がある。

家とは何か?
家=基本的に血縁集団を主とする、共同体の最小単位

個人はいつか死ぬが、家は子孫が残る限り続く
土地などの財産や墓、家業等、受け継ぐものがある場合は、家を優先する方が存続する確率が上がる→そういう家が生き残ってきた→「お家のために」の思想が根付く
家の存続を第一に考えるので、男系に拘らず入り婿等も許容されるし、血に拘らず養子でも良い

戦後、法に規定された家制度自体はなくなったが、その名残はそこかしこに残っている
・他の家庭を指すときに「OO家」って言う
・戸籍(家単位で記録される)
・後継や相続 等


結婚とは
男女が婚姻によって従来の家を継ぐか、新しい家を作ること(法律的にはすべて新しい戸籍になるので、みな新しい家を作る)
従来の家を継ぐ場合、姓も引き継ぐ→新しく家の一員となった者は姓を変える必要がある。
新しい家を作る場合はその夫婦次第。


まず「家」という伝統があり、それに「姓」や「結婚」「相続」「墓」などが密につながっている。

積み重ねた文化があり歴史があり伝統があり社会規範がある。
それらは公私の「公」であり、簡単に私利私欲で変えていいものではない。


「私」を優先するか「公」を優先するかの争い
突き詰めて考えると、「私」を優先するか「公」を優先するかの争い
「私」…苗字を変えたくない等の私的感情
「公」…国家による家族や姓の管理・伝統的な家族観

「私」の範囲と「公」の範囲、どこで線引きをするか?

結局、価値観や国家観の相違なので両者がわかりあえることはない。民主的手続きで決めるしかない。

とはいえ。別姓が認められる可能性は低くはないとも思う。考えなしに賛成しちゃう人もたくさんいるだろうし。純粋に賛成派が多数になる可能性もある。


そうなった場合…
・徐々に別姓夫婦は増える(楽な方に人は流れる)
・結婚前にどちらが姓を変えるか揉めていたのが、今度は子供の姓をどちらにするかで揉めるようになる(どういう制度にするかによるが)
・そもそも結婚する必要なくね?って意見も出る(手続き的に同棲と別姓婚の違いは紙切れ一枚出すかだけになるし)ので、事実婚が増えて婚外子も増える(結婚制度の形骸化)
・離婚率も増える(結婚する人が減れば率は減るかも)
・再婚も増えて家族関係が複雑になる
・子供がかわいそう
・今度は「姓を自由に変える権利」「名を自由に変える権利」「姓を使わない権利」「戸籍の廃止」等、氏名と家族に関する事柄の自由を主張する人が出てくる

だいたいそんなとこが懸念事項かな?


ぶっちゃけ

賛成派は我儘言ってるだけじゃん?めんどくさいからとか自分の姓に愛着があるから変えたくないとか。変更に対するコストはしょうがないし、そんなに自分の姓に愛着があるなら相手に変えてもらえばいいだけ。結婚前によくよく話し合ってください。


一人っ子同士だと姓が絶える?そんなに家名が大事なら跡取りを結婚相手に選ばない・そもそも一人っ子に産まない・生まれた子供を片方の祖父母の養子に等、現行制度上でできる努力はたくさんある。それらの努力はしないけど家名は残したい、っていうのははっきり言って甘え。それで絶えるならその程度の家名だったってこと。家名<私、だけど家名も残したいから制度自体を変えて、っていうのは伝統的な価値観にはそぐわない。そんなプロセスで一時的に家名を残したとしても、そう遠くない未来に絶えると思う。なぜなら家名を残す最大限の努力をしていないから。

 

あと賛成派の政治家の面子(共産党とか社民党とか)が無理。アレルギー反応が出る。
手続き上の不利益がーとか個人の尊厳がーとか言ってるけど、本音はジェンダーフリー的な価値観で「夫の姓に変えなきゃならないのは女性差別!」的な主張がしたいんでしょ?妻が変えることが多いのはあくまでも慣習であって、男も変えられるので法的には男女平等。慣習が嫌なら各家庭で話し合って解決すべきで、制度自体を変える理由にはならないよ。

 


んで、長々「公」の立場から書いてきたけど、正直「私」の部分の本音としては「他人の苗字とか正直どうでもいい 。旧姓を選べる程度で終わって次を言い出さないなら別にかまわんわ、うちの場合はきちんとさせてもらうがな。そういう家庭見たらそういう家なんだな〜と思うだけだし、離婚が増えたり不幸になる子供が増えても自業自得だからどうでもいいし」って感じ。てへっ☆

 

自分の中に公の部分と私の部分があって、両者は相反する部分もあるんだけど、「この問題は国家の問題であり公に属してるな」って判断してるから公の部分の主張の方が優先されてるって感じ?

まあ、賛成派も反対派も賛同者を増やして頑張りましょうね!
おわり